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出力 800cv を発揮する最新の 6.5リッターV型12気筒エンジンを搭載する812 Superfastは、フロントミッドシップ・スポーツカーのセグメントにおける新たなベンチマークとなりました。8,500rpmという高い回転数で最高出力を発生し、比出力123cv/L という数値は、これまでのフロントミッドシップモデルでは到達できなかった性能です。トップエンドまでスリリングに湧き上がるこのパフォーマンスこそ、レースで鍛え上げられたフェラーリV12 エンジンの伝統的な特性です。

大排気量エンジンならではの音響を存分に楽しめる豊かなエグゾースト・サウンドもまた、812 Superfastの強力なエンジンパワーを引き立てます。

800cvという大出力を発揮するフェラーリ史上最速かつ最もパワフルなロードカー
dynamics
812 Superfastは、搭載した最新の制御システムとコンポーネントによって、比類ないハンドリングとロードホールディング能力を発揮します。
フェラーリならではの妥協のないエンジニアリング・アプローチから生まれた、初採用となるスポーツ仕様の EPS(Electric Power Steering=電動パワーステアリング)が、812 Superfastの卓越したポテンシャルを余すことなく引き出します。また、フェラーリが特許を取得したサイドスリップ・コントロール(SSC)の最新バージョン 5.0 を含む、すべての車体電子制御システムとEPSを完全に統合することで、パワフルなパフォーマンスが活用しやすくなり、より高レベルのスリリングなドライビングを可能とします。

車体制御システムには今回初めてバーチャル・ショートホイールベース2.0システム(PCV)が搭載されました。F12tdf で培った経験を基にソフトウェアを進化させたこのPCVによって、さらに機敏なハンドリングと応答時間の短縮を実現させました。

新型812 Superfastのデザインにあたって、フェラーリ・スタイリング・センターは、フロントエンジンV型12気筒フェラーリの個性を再定義し、極めてスポーティーなラインとフォルムで比類ないパフォーマンスを強調しました。サイドから見たシルエットは滑らかなファストバックで、ハイ・テールの 2ボックス・スタイルは1969年の輝かしい名車 365 GTB4 を想起させます。ボディ側面の彫刻的デザインは、テールを短く見せ、力感あふれるホイールアーチがV12エンジンのアグレッシブなパワーをフォルムで表現しています。フルLEDヘッドライトは、ボンネットのエアインテークと一体でデザインされ、隆起するホイールアーチと共にフロントの力強さを強調しています。

812 Superfastのインテリアは、フェラーリのフロントエンジン V12 ベルリネッタが常に提供してきた比類ない快適性とスペースを維持しつつ、アグレッシブなエクステリアに合わせて再構築されました。

キャビンは、主要な装備が浮いているように見えるスポーティーなトリムと革新的なデザインでまとめ上げられ、生粋のレースへの情熱と、無駄を削ぎ落としたエレガンスが際立っています。中央のエアベントを包み込むように、緩やかにうねる水平基調のダッシュボードは、洗練された彫刻のようなフォルムとなりました。

人間工学に基づき、さらにスポーティーになった新型シートを中心に、新ステアリング・ホイールとインストゥルメント・クラスター、最新のインフォテインメントおよび空調ユニットなど、最先端のヒューマン・マシン・インターフェースがコックピットを固めます。

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